密蔵院と九重神社

比較的平坦な川口市にあって市東部は台地になっており、その一番南の先にある久保山と呼ばれる丘に密蔵院がある。創建は不明ですが、1469年に再建と言われている。山門は、1884年に旧薩摩藩江戸屋敷の門を移築したものであり、参道には安行桜という早咲きの桜が植えられており、桜のトンネルの下を歩きながら一足早いお花見を楽しむことができる。
密蔵院の隣にあるのが九重神社です。密蔵院の16代目の和尚が、18世紀前半にこの地域で最も有力な神社であったさいたま市大宮にある氷川神社を勧請して創建したと言われ、当初は氷川社と名乗っていた。当時の日本では仏教と神道の区別が曖昧で、仏教寺院に神社が作られることはよくあった。明治時代になり、仏教と神道を分離する当時の政府の政策により仏教寺院より分離し、また周辺にあった8つの小規模な神社を併合し九重神社(日本語で9つのものが合さるという意味)と解消された。境内には御嶽山という名の塚があり、この周囲でもっとも標高が高くなっている。また、境内には樹齢五百年以上のスダジイの大木が二本あり、一帯は野鳥の森に指定されている。

埼玉県川口市安行原2008  <Google Map

アクセス

[川13]系統 川口駅東口~峯八幡宮
川口駅東口(⑫のりば)より乗車約30分
「峯八幡宮」バス停下車徒歩10分

[西川04]系統 西川口駅東口~東川口駅南口
西川口駅東口(③のりば)から乗車約30分
「安行支所」バス停下車徒歩約10分


密蔵院近くのスポット

九重神社

埼玉県川口市大字安行原2042
Google Map

[川13]系統 川口駅東口~峯八幡宮
川口駅東口(⑫のりば)より乗車約30分
「峯八幡宮」バス停下車徒歩10分

[西川04]系統 西川口駅東口~東川口駅南口
西川口駅東口(③のりば)から乗車約30分
「安行支所」バス停下車徒歩約10分